伝統工芸って?漠然とは分かっているつもりでも、その定義は?と聞かれたら答えられない。
そこで伝統工芸の定義について、日本工芸堂HPを参考に先ず説明したいと思います。
伝統工芸の特徴は以下の大きく以下の4つ。大切なのは、「日常生活で使われるものを作っている」こと。
芸術的な価値をではなく、毎日の暮らしで愛用され、私たちの暮らしを支えていた技術が伝統工芸です。
◎日常生活で使われるものを作っている
◎工程の多くが手作業で行われている
◎高度な技術を必要とする
◎長く受け継がれてきた歴史がある
「伝統工芸品」とは伝統工芸の技術を使って作られたものです。
中でも、伝統的工芸品と認められるためには100年以上の伝統があること。
日本の伝統的工芸品に指定されているのは235品目。漆器、焼き物、織物、木工など。
そんな伝統工芸の価値を未来へ伝える発信拠点として京都伝統工芸館は2003年に設立されました。
おしゃれな宿匠人から徒歩5分烏丸通りに面しビルに囲まれ一見見過ごしてしまう都会の真ん中にあります。
この日は竹工芸の実演をされていました。目の前で器用に作り出されていく作品。
竹の優しさが伝わって参ります。
生活道具である竹を見直すことは、まさしくSDG’sに通じることでもあります。
また、世界一幸せな国ブータン国王夫妻が来訪された際の記念品も飾られていました。
都会の喧騒の中のオアシス。穴場の施設です。
長年の職人達の技術で継承された日本の伝統工芸
それを取り入れることは、「心の平穏」「丁寧な暮らし」「物を大切にする気持ち」や
「うるおいのある毎日」のきっかけになります。
新しい生活様式に合わせて進化していく伝統工芸を今一度見直し、世界へ未来へと
日本の技術を発信していきたいものです。