表題の小唄の通り、3月中旬に訪れた北野天満宮。
残り梅をゆっくりと楽しむことが出来ました。
北野天満宮は菅原道真公(菅公)を御祭神としておまつりする全国約1万2000社の天満宮・天神社の総本社。
「北野の天神さま」と親しまれ、学問の神様として入試合格・学業成就の為訪れる人は後を絶ちません。
神堂と呼ばれ、政治・文化、類い稀なる才能により出世の道を歩みましたが、身に覚えのない罪によって大宰府へ左遷され、京を去 る前に自宅の梅の木に対して下記の歌を詠んだことで知られています。
東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ
「大鏡」に出典されているこの句はあまりにも有名で,道真公の思いが深く伝わって参ります。
また天神さんと牛 広大な境内のあちこちには、大小様々な牛の像が10数体置かれています。
これは祭神である菅原道真公が、丑歳の生まれで、牛は天神様のお使いと言われることが由来とされています。
「撫で牛信仰」が伝えらており、牛を撫でると災禍を除き健康を招くといわれ、さらに合格祈願にも御利益あるといわれています。
その牛の中で赤い目をした牛があります。
菅原道真公のお供であった牛が「一心に道真公を待つあまり目が真っ赤になった」
「参拝客の願いを徹夜で聞いてくれるから」などの説があります。
境内では、結婚式が厳かに執り行われておりました。白無垢に梅が映えました。
「心だに まことの道に かなひなば いのらずとても 神やまもらん」
『誠の道とは、真実で邪心の無い心をもって日々の生活をおくることでありその道を一所懸命求めていれば、たとえ神様に特別祈ることが無くても神様は必ずお守り下さるとの教えを詠われた和歌です。。誠の道とは、真実で邪心の無い心をもって日々の生活をおくることであります。その道を一所懸命求めていれば、たとえ神様に特別祈ることが無くても神様は必ずお守り下さるとの教えを詠われた和歌です。逆に申せば、虚言を吐き不誠実な生活をおくり、それを顧みないものは、たとえ神に祈ろうとも神様は守って下さらないとも言えるのです。(北野天満宮HPより)』
北野天満宮の残り梅を後にして平野神社の桜を観にいくことにしました。